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シックスハット法とは?思考の癖を外す多視点思考術【COP月末ウェビナー】

 

DXコンサルタント育成機関COPでは、毎月末にウェビナーを開催しています。

今回のテーマは「クリティカルなアイディア出す思考術、シックスハット法について」です。

 

1. 日常にひそむ思考の偏り

自分なりに考えているつもりなのに、ふと「なんか、いつも同じような結論に行き着くな……」と感じることはありませんか?

頭の中でぐるぐると巡るアイデアや不安や打開策。

でも、それって本当に多角的に考えた結果なんでしょうか。

今回のCOP月末ウェビナーで取り上げられたのは「シックスハット」という思考のフレームワークを使って「無自覚な思考の偏り」を可視化し、自分一人でも“複数人格で会議ができる”という驚きのワークでした。

 

2. 思考の癖が、無意識に自分の判断を狭める

起業したばかりの頃。あるいは、副業で何かを始めようとする瞬間。ほとんどの人は「一人」でスタートしますよね。お金もない、仲間もいない。判断するのはすべて自分だけ。

だからこそ、方針の決定や物事の選択は“自分の思考の枠”で決まってしまう。

しかし、その思考には人それぞれ「癖」があります。感情的になってしまう癖。失敗を恐れてリスクばかり見る癖。誰かに言われたことを“そのまま正解”と信じる癖。あるいは、データばかりに頼る、根拠がないと不安になる、反対になんとなくで動いてしまう……。

こうした癖は、無意識のうちに私たちの判断を狭めてしまいます。そして怖いのは、自分ではそれに気づけないということです。どれだけ頑張って「考えているつもり」でも、出てくる結論がすでにバイアスまみれだとしたら?

今回紹介された「シックスハット思考」は、そんな“自分の思考”に対する客観的なフィードバック機能を、自分の中に持つための手法でした。

3. シックスハット思考ワークとは何か?一人会議の技術

6ハット思考とは、世界的に知られる思考法のひとつで、発明者は「水平思考」の提唱でも知られるエドワード・デボノ氏。

白・赤・黄・黒・緑・青──6色の帽子を“かぶり替える”ことで、それぞれ異なる視点から物事を考えるという思考法です。

より具体的にいうと

  • 赤の帽子は直感・感情で判断する「子供のような視点」
  • 黄の帽子は楽観的にポジティブを見出す「応援団のような視点」
  • 緑の帽子はアイデアを自由に出す「創造的な視点」
  • 青の帽子は議論全体を俯瞰し、まとめる「進行役の視点」
  • 白の帽子は事実・データに徹する「ロボット的な視点」
  • 黒の帽子は批判的・懐疑的にリスクを見抜く「保守的な視点」

重要なのは、「今は〇色の帽子をかぶっている」と意識し、発言や思考をその視点の人格になりきることです。白のときは感情を排除し、赤のときはデータを見ない。青のときは全体を俯瞰してまとめ、緑のときは制約をすべて取っ払ってアイディアを出す。

これを順番にやっていくと、1つのテーマに対してまったく異なる視点から検討できるようになります。思考が分散し、整理され、最後に残るのは「今の自分ができる、最も合理的かつ感情的に納得できるアイデア」です。

この手法は、アイデア出しやコピーライティング、プロモーション設計など、あらゆる場面で使える万能思考フレームワークです。

 

4. 実践を通じて気づいた「自己成長の本質」

ウェビナーの後半では、参加者がシックスハット思考を使って考えてみるワークを行いました。参加者が取り組んだテーマは「ディレクターとして・人間として、自分がより早く、効率的に成長するにはどうすればいいか?」

この問いに対して、

まずは緑の帽子で自由にアイデアを出し、

そこから白の帽子で今の自分の現状(時間・スキル・環境など)を冷静に見つめ、

赤の帽子で「それを自分はやりたいのか?」「違和感はないか?」を直感でチェックし、

黄の帽で「実現したらどんなメリットがあるか?」を探り、

黒の帽子で「もしそれが失敗したら?」「リスクや障害は?」を洗い出し、

最後に青の帽子で全体を俯瞰して結論を出す。

──というような、いわば6ステップの自己対話が行われました。

この過程で多くの参加者が気づいたのは、

「普段の自分は赤色、または緑色の帽子の思考に偏りがあったが、いろんな思考の帽子を付け替えてひとつの物事を考えることで、よりクリアに、より深く思考することができた」

ということ。

思考とは「広げて・削って・整える」作業です。 それを一人でできるようになれば、どんなに不確実な未来でも、自分で進むべき方向を見出せるようになります。

5. 思考を変えれば、未来が変わる

「感情に振り回される」「直感に頼りすぎる」「ネガティブに傾きすぎる」こうした傾向は、誰にでもあります。しかしその偏りは、放っておくと成長のボトルネックになりかねません。

現代は情報と選択肢が無限にある時代です。そして今後もその数は増えていきます。

だからこそ「自分の中に複数の自分を持つ」あらゆる視点を意識的に使い分ける。この「思考の筋トレ」こそが、進化の鍵なのかもしれません。

 

6. COP月末ウェビナーとは?DXコンサルタント育成の現場

このウェビナーは、DXコンサルタント育成機関「COP」が毎月実施している実践講義です。講義内容はマーケティング戦略、プロモーション設計、コピーライティング、ファネル構築など多岐にわたり、毎回「超実践レベル」のノウハウが飛び交います。

特に今回のような「思考法」や「マインドセット」をテーマにした回では、単なるテクニック以上の「本質的な学び」を得られるのが特徴。

また、すべてのウェビナーはアーカイブ視聴が可能で、途中から参加したメンバーでもキャッチアップしやすい設計になっています。

「自分で考え、自分で売れる人になる」そのためのトレーニング場として、COPの月末ウェビナーは今日も、現場主義でアップデートを続けています。

気になった方は、ぜひ下記からDXコンサルタント育成機関COPの詳細をご覧ください。

➡︎https://penguin-asp.com/lp/1ycu/89nm

COP月末ウェビナーについての記事

➡︎https://dxconsulting.co.jp/cop/

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